Laser Tracker
レーザートラッカー

レーザートラッカーとは
レーザートラッカーは測定対象物に接触させたターゲット(リフレクター)にレーザー光を照射し、ターゲットから反射されたレーザー光がその光路をたどり、トラッカーの発光位置に戻ることでターゲットであるリフレクターの三次元位置を決定します。
特徴
大きな構造体を高精度に三次元測定することが可能
一般的に導入されている接触式の三次元測定機は、測定対象の大きさが1m程度迄で、アーム式や大型の測定機でも数m迄ですが、レーザートラッカーは80m迄の測定が可能です。
又、測定機を移動させることにより、それ以上の範囲で測定することが可能です。搬送が困難な大型の部品や設備等の測定に適しています。
三次元モデルデータと比較が可能
三次元CADで作成されたモデルと実際の構造物を比較することが可能です。部品等の良否判別等が容易にレポート出来ます。同一部品を継続的に測定し、統計をとる事も可能です。
据付制度の確認や据付のサポートが可能
レーザートラッカーは、水準器を内臓していますので、レベル平面からの凹凸等をリアルタイムに確認しながら、据付を行う事も出来ます。

仕様
本体 | FARO Laser Tracker Vantage |
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ソフトウェア | PolyWorks|Inspector |
原理 | 測定対象物に接触させたターゲット(リフレクター)にレーザー光を照射し、ターゲットから反射されたレーザー光がその光路をたどり、トラッカーの発光位置に戻ることでターゲットであるリフレクターの三次元位置を決定します。 |
測定範囲 | 測定距離:0m~80m (測定機を移動する事で測定範囲は広がります) 水平測定角度:360° 垂直測定角度:130° 温度:10℃~35℃ |
測定精度 | 距離:16μm+0.8μm/m 角度:20μm+5μm/m |
使用環境 | 標高:-700m~9000m 使用温度:-15℃~50℃ 湿度:0%~95%、結露なし |